再婚という縁

再婚という縁

2012年02月22日(水)

光市母子殺害事件で、加害者が死刑判決を受けました。妻と子を殺害された本村さんが2009年に再婚していたというので、なんだか世間の論調が変化しているみたいですね。日刊スポーツ(20120/2/21)にはこう書かれています。

 99年の山口県光市母子殺害事件での上告審判決で、最高裁第1小法廷が20日、被告の上告を棄却したことを受け、妻と長女を奪われた本村洋さん(35)が会見を行った。
 会見の中で、本村さんが再婚していたことを語った。「2009年に籍を入れさせていただきました。1人で生活し、いろいろと精神的に参っていた私を、支えていただける方と出会うことができました」と報告した。現在は2人で生活しており、殺害された2人の命日には、一緒に祈りをささげているという。また、事件後、殺害された妻の結婚指輪をネックレスにして肌身離さず身につけていたことについては、「今日もしてきました。私が棺おけに入るまで、身につけておこうと思います」とした。

10年間、一人でこれだけの苦しみを背負われてきたのは、ほんとうに大変なことだったと思います。地獄のような生活の中で、その苦しみを理解してくれる人と出会えた時には、お相手の女性が天使のように思えたのではないでしょうか。結婚し、夫の苦しみを共に背負って生きると決めた妻、その心意気に圧倒される思いがします。

「連れ合いを亡くした人とは結婚するな」とよく言われますよね。離婚した人なら相手に対して未練はないし、心の整理もついているだろうけれど、連れ合いを亡くしている人は、いつまでもその幻影をふっきれずにいるので辛い思いをする・・・と。事実、私の知り合いに「後妻さん」になられた方がいますが、結婚当初の苦しみようは、傍から見ていても気の毒に思えるほどでした。靴箱を開ければ前の妻の靴が・・・戸棚を開ければ前の妻の湯飲みが・・・アルバムを開けば前の妻の笑顔が・・・という日々を過ごされていたのだそうです。問い詰めると「前の女性のことはなんとも思っていない」と言うのだそうです。それならば最低限の礼儀として、前の妻の持ち物は整理するべきだったと思うのですが、それをしなかったのです。このことがどれほど再婚相手を傷つけているか、なぜわからなかったのでしょう。そんな無神経な男性と結婚しなければ良かったのにとも思うのですが、月日が経つにつれ気持ちも落ち着いてきたようで、今では何ごともなかったかのように暮らしています。

何の障害もない、幸せを絵に描いたような結婚しても不幸に終わることもあります。反対に、乗り越えられそうにないほどの障害があっても幸福になる結婚もあります。結婚というのは、誰にもその幸不幸を予言できない不思議なもの。結局は縁という言葉に尽きるのかもわかりません。

<PROFILE>

お世話焼き大好きなおばさんです。まとめたカップル数知れず。結婚をめぐるお話をばちょいと。


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